恩寵用語Ps148
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Ps148:14
「主は、その民の角を高く上げられた。主のすべての聖徒たち、主の近くにいる民、イスラエルの子らの賛美を。」(新改訳)
「主は御自分の民の角を高く上げてくださる。それは主の慈しみに生きるすべての人の栄誉。主の近くにある民、イスラエルの子らよ。」(新共同訳)
「神様はご自分の国民を強くし、かけがえのないものと思っておられるイスラエル国民の名声を、大いに高めてくださいました。」(LB)
- 角は「力」を表すものです(列王第一22:11、ゼカ1:18)。また、しばしば比喩的に用いられ、「正しい者の角は、高く上げられる」(詩篇75:10)とか、「わたしはダビデのために、一つの角を生えさせよう」(132:17)とか、「わが救いの角」(18:2)と言われています。他にも以下のように使われています。
「・・あなたのご恩寵によって、私たちの角が高く上げられているからです。」(89:17)
「わたしの真実とわたしの恵みとは(ダビデ)とともにあり、わたしの名によって、彼の角は高く上げられる。」(89:24)
「しかし、あなたは私の角を野牛のように高く上げ、私に新しい油を注がれました。」(92:10)
「正しい者・・の義は永遠に堅く立つ。その角は栄光のうちに高く上げられる。」(112:9)
「そこに(シオン)、わたしはダビデのために、一つの角を生えさせよう。※ここでの「角」はやがて遣わされるメシアを意味しています。(132:17)
「私の心は主を誇り、私の角は主によって高く上がります。・・主は・・ご自分の王に力を授け、主に油注がれた者の角を高く上げられます。(サムエル第一、2:1, 10b)
「わが身を避けるわが岩なる神。わが盾、わが救いの角、わがやぐら。・・・」(サムエル第二、22:3)
- 詩篇148篇に用いられている「角」は、神の民をして神をほめたたえる賛美の力です。これは「贖いの歌」であり、「救済の歌」であり、「新しい歌」なのです。他の被造物には歌うことの出来ない経験的、かつ永遠的賛美なのです。
