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あなたは年を重ね、老人になったが、まだ

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48. あなたは年を重ね、老人になったが、まだ占領すべき地は

【聖書箇所】 ヨシュア記13章1節後半

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【読み】
ヴァーメル アドーイ エーーヴ アッー ザーカンター バーター ヴァッヤーーン ヴェハーーレツ ニシュアラー ハルー メオッド レリシューハ

【文法】
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「ヤーラシュ」יָרַשׁはヨシュア記全体の鍵語です。

【翻訳】

【新改訳改訂3】
【主】は彼に仰せられた。「あなたは年を重ね、老人になったが、まだ占領すべき地がたくさん残っている。」
【口語訳】
主は彼に言われた、「あなたは年が進んで老いたが、取るべき地は、なお多く残っている。」
【新共同訳】
主は彼にこう言われた。「あなたは年を重ねて、老人となったが、占領すべき土地はまだたくさん残っている。」
【NKJV】
And the Lord said to him: "You are old, advanced in years, and there remains very much land yet to be possessed.

【瞑想】

ヨシュア記13:1で主が語られた時期は、おそらく100歳近くになってからと推定されます(ヨシュアは110歳で死んでいます)。聖書には「余生を過ごす」というような考え方はありません。なぜなら、信仰生活という霊的な面においては決して年齢にかかわりなく成長を続けると考えているからです。

「あなたは年を重ね、老人になったが、まだ占領すべき地がたくさん残っている。」

神が備えられたカナンの地はまだまだ占領されていない地があり、それを自分の所有地とするようにと、神はヨシュアにチャレンジされています。ちなみに「所有地」はヘブル語で「イェルッシャー」יְרֻשּׁהで、「所有する、占領する」という獲得動詞「ヤーラシュ」יָרַשׁの名詞形(女性)です。ヨシュアはイスラエルの指導者として約束の地を自分のみならず、神の民全体のための所有地として、さらにその地を占領すべきことが語られています。このことは現代の私たちに何を意味しているのでしょぅか。

ヨシュアに対して語られた神のチャレンジは使徒パウロ風にいうならば、「たとい私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされています。」(2コリント4:16)ということばと受け留めることができます。「外なる人」とは肉体的・身体的機能を持つ部分で、ヘブル語でいうならば「バーサール」בּשָׂר(目に見える部分)です。それに対して、「内なる人」とは神とのかかわりにおける霊的機能をもっている部分で、これもヘブル語でいうならば「ネフェシュ」נֶפֶשׁ(目には見えない部分)です。その霊的部分が日々新たにされていることが重要です。申命記6章では「心(レーヴ)を尽くし、精神נֶפֶשׁ(ネフェシュ)を尽くして、・・・主を愛せよ」とあります。

「内なる人が日々新たにされ続ける」なら、その延長線上に円熟した輝き、熟年の輝きが保証されます。ヘブル的な老人観はまさにそれなのです。外なる人は衰えることがあっても、内なる人が日々新たにされ続けることによってもたらされる重みのある輝きと充実感、それは継続的な積み重ねの結果です。

ヨシュア記は13章を境として前半と後半に分かれます。前半を総括する12章の終わりには31人の王たちの名前があり、これらの征服した王たちの記録はヨシュアたちの霊的な歩みの継続的戦いの結果を表しています。それは一回一回の真剣な戦いの積み重ねの記録であり、決して一朝一夕にしてなされたものではないことを心に刻む必要があります。そして今、13章の冒頭で主はさらなる挑戦をヨシュアに対してされたのです。なんとも心燃やされるフレーズです。


2013.4.3


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