私と詩篇のかかわり(パートⅠ)
私と詩篇のかかわり(パートⅠ)
- 私が詩篇とのかかわりをもった最初の契機は、私が東京聖書学院の2年生の時(1978年)、学院の教授であられた小林和夫師(現在、東京聖書学院の名誉教授)の「詩篇」の授業でした。それは学院のカリキュラムの中で、私が最も<驚き>を感じたものでした。直感的に、録音を取っておかないと宝をつかみ損ねてしまうと感じて、一番前の席を陣取って講義を受けたほどでした。
- ちなみに、小林和夫教授は、1975年に、いのちのことば社から発刊された「新聖書注解・旧約3」の『詩篇』(1~89篇)の執筆者です。学院での授業は注解といった堅い内容ではなく、むしろ珠玉のメッセージを聞いているような感じでした。(※1)
- それから18年後、私は札幌市にある聖書学院(現在は、石狩市に移転して名称も「CFNJ聖書学院」に)で、2000~2004年の5年間、「詩篇」を教える機会が与えられました。そのときの詩篇講義ノートは、小林和夫教授から教わったものが底本となっていますが、後に、その講義ノートは「詩篇の世界へようこそ」(詩篇の神学)というタイトルでまとめられています。(※2)
- 私の詩篇講義ノートの中にもあるように、詩篇における「礼拝用語」の重要性に気づいておりましたが、腰を据えてそれに取り組むようになったのは、2007年になってからでした。そして、その取り組みの一つの形が、翌年「詩篇の礼拝用語ヘブル動詞の瞑想(1~150篇)、索引付」としてまとめられています。(※3)
- (※1)小林和夫師の詩篇に関する著作は
- (1)「新聖書注解・旧約3」の『詩篇』(1~89篇、いのちのことば社、1975)
- (2)「詩篇の力」ー副題ーみことばの黙想(いのちのことば社、1989/11)、
- (3)「詩篇随想」―「嘆きのうた」より「たたへのうた」(ヨベル、2006/12)
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