マタイの福音書1
マタイの福音書を味わう No.1
マタイの福音書における「イェシュアの公生涯」のメッセージ
●ギリシア語をヘブル語に戻して解釈(ミドゥラーシュ)することによって、これまで見えなかったことが見えてくるということを、実際に検証しようとする息の長い取り組みです。イェシュアの公生涯は4章12節から始まっています。そこからスタートして行きます。
●マタイは「神の王的支配」(神の国)という表現を使わず、「天の御国」という表現を使っています。これは「神」という表現を「天」と言い換えたヘブル的伝統によるものです。ヘブル語では「マルフート・ハッシャーマイム」
(מַלְכוּת הַשָּׁמַיִם)をそのままギリシア語で「へ―・バシレイア・トーン・ウーラノーン」( ἡ βασιλεία τῶν οὐρανῶν)と訳しています。「天の御国」はマタイ独自の表現です。それはマタイがヘブル語で書かれたものであることを表わしています。
【No.1】 2017.1.8~2019.4.7.
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2018.7.8までのT.C. 17896
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