ハガイ書
「ハガイ書」の瞑想
ベレーシート
●バビロン捕囚から解放され、故国への帰還を許されたユダの民たちは、単なる帰還が許されたのではなく、エルサレムにおいて神殿を再建すること、それがクロス王の勅令でした。主の霊に奮い立たせられた最初の帰還者たちは早速、神殿の礎を据えましたが、周囲の敵の激しい妨害に会い、希望は失望に変わり、工事再開のめどが立たず、神殿再建の工事は18年間中断してしまいました。時を経るうちに、神中心の生き方よりも自分勝手な生活を第一にする生き方へと変質してしまいました。そこには呪いをもたらす霊的な問題があります。こうした状況を打破するためには、神からの強力なインパクトが必要だったのです。
●主は、恐れの中に支配されていた民たちの前に預言者ハガイ、およびゼカリヤを遣わして、「わたしの霊があなたがたの間で働いている。恐れるな。」(ハガイ2:5)と呼びかけ、再建工事を再開するよう彼らの霊(ルーアッハ)を奮い立たせました。それによって彼らは、B.C.520年に再び仕事に取り掛かりました。そして、B.C.515年に神殿の再建工事が完成したのでした。
No. | 聖書箇所 | タイトル | 瞑想日 |
ハガイ書 | ハガイ書の伝えるメッセージ | 2013 | |
01 | 1章1~15節 | いかにして主は、民たちを奮い立たせられたのか | 9.11 |
02 | 2章1~23節 | 「きょうから後のことをよく考えよ」 | 9.13 |
2013.9.10
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