主イエスの栄光の顕現(2)
ヨハネの黙示録を味わうの目次
14. 主イエスの栄光の顕現(2)
【聖書箇所】 1章14節
【新改訳改訂第3版】
その頭と髪の毛は、白い羊毛のように、また雪のように白く、その目は、燃える炎のようであった。【新共同訳】
その頭、その髪の毛は、白い羊毛に似て、雪のように白く、目はまるで燃え盛る炎、【エマオ訳】
そして彼の頭と髪の毛は、白い羊毛のように、また雪のように白く、そして彼の目は燃える糸のようであり、
1. 頭とその髪の毛の白さが意味するもの
- 栄光のキリストのヴィジョン、その方の頭とその髪の毛は、雪のように白く、羊毛にも似た純白さは、神の神聖さ、聖性、あるいは永遠性を表わす象徴です。
- ダニエル書7章9節には、「年を経た方が御座に着かれた、その衣は雪のように白く、頭の毛は混じり毛のない羊のようであった。」とあります。神の御座は常に光に包まれており、その光の中心は常に白色です。御座が白いように、栄光のキリストの頭も髪の毛も白いのは、とりわけ神の聖性を表わすものであり、決して老衰のせいではありません。
2. 燃える炎のような目が意味するもの
- 栄光のキリストの目は、宇宙のすべてのものを見通す目を持っておられます。何ものも隠し得ることはできません。しかし、ここでいう「燃える炎のような目」とは、「人の子のような方」が諸教会の真中におられることを忘れてはなりません。その燃える炎のような目は、教会に対する激しい燃えるような愛、妬むような激しい愛を象徴しています。キリストにとって、教会はご自身の花嫁なのです。
2013.12.4
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