υἱοθεσία
エペソ書の瞑想の目次
エペソ書の重要語彙のリスト
υἱοθεσία 養子
- 1:5には、「ご自分の子」と訳された「ヒュイオセシア」υἱοθεσίαが使われています。「子、子ども」を表わす「ヒュイオス」υίόςではなく、「ヒュイオセシア」υἱοθεσίαは、「養子として迎えられた子、養子縁組をした子」を意味します。新約聖書では5回使われています。パウロしか使っていない独自の語彙です。
- ローマ8:15
「あなたがたは、・・・子としてくださるυἱοθεσία御霊を受けたのです。私たちは御霊によって、『アバ、父。』と呼びます。」 - ローマ8:23
「・・御霊の初穂をいただいいる私たち自身も、心の中でうめきながら、子にしていただくことυἱοθεσία、すなわち、私たちのからだが贖われることを待ち望んでいます。」 - ガラテヤ4:4~5
「4しかし定めの時が来たので、神はご自分の御子を遣わし、この方を、女から生まれた者、また律法の下にある者としてくださいました。5これは律法の下にある者を贖い出すためで、その結果、私たちが子としての身分υἱοθεσίαを受けるようになるためです。」
- ローマ8:15
- 他にもローマ9:4に使われています。そこでは、「子とされること」がイスラエルの特権だとしています。イスラエルという選民それ自体が養子縁組によって成立したのです。しかし、新約時代には、私たちは、神の長子であるイエス・キリストによって、養子縁組された神の子どもなのです。事実、今私たちは神の子どもですが、それが完全な形で実現するのは、ローマ8:23にあるようにまだ先のことです。
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