****** キリスト教会は、ヘブル的ルーツとつぎ合わされることで回復し、完成します。******

神の救いのシナリオの全体像を把握すること

10. 神の救いのシナリオの全体像を把握すること

  • 詩篇を瞑想していく上で、ある詩篇は<預言的>であるということを知っておくことは大切です。<預言的>という意味は、やがて将来に実現されるであろうことが、すでに実現したかのように、完了形で記されていることです。そのために、ある詩篇を、一つの出来事やある時代背景の中で読もうとすると、頭が混乱してしまうことがあります。
  • 神の救いの計画において、そのシナリオは神ご自身の中ですでに出来上がっているのですが、そのシナリオは歴史的に展開します。しかもその展開のプロセスは実に複雑です。旧約聖書の預言者たちは、歴史的、時間的に起こる出来事を一枚の絵のように見て語っています。現在とこれから起こる未来の出来事が一つの絵の中に同時に描かれているのです。そのため、それを読む者の理解を困難にしているのです。こうした視点は詩篇も例外ではありません。しかしながら、神の救いの全体像から詩篇を味わうということも、詩篇瞑想の大きな楽しみのひとつなのです。

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