戦いに備える周到な準備
本論〔1〕 ネヘミヤのリーダーとしての資質 (4)
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【聖書箇所】ネヘミヤ記1章~2章
4. 戦いに備える周到な準備
(1) 戦いの必然
- リーダーは神のみこころがなされるときには、必ずといっていいほど反対が起こることを予測し、その戦いに備えなければならない。
(2) 戦いの様相
- 無関心、不機嫌、反発、あざけり、さげすみ、怒り、軽蔑、そしり、侮辱、陰謀、脅迫・・これらは再建工事が進展する過程で次第に強くなっていく。
(3) 周到な準備
- a. 沈黙・沈着
妨げを防ぐための極秘の調査、行動計画を立てるための十分な時間、現実を正しく認識するための正確な情報、妨害等を予測しながら、秘密裏に綿密な準備を進める。
⇒ヨシュアのカナン偵察等。
- b. 人の目にふれない部分での行動がものをいう。
(4) 動機づけ
- この動機づけこそ、人を動かしていくためのリーダーに課せられる最も重要な責務である。
a. 外部的な動機づけ
b. 内部的な動機づけ- ネヘミヤの場合、神の恵みをあかしし、これ以上、そしりを受けないようにしようと訴えた。
ネヘミヤは物質的な報酬を人々に約束していない。2章17節。
- ネヘミヤの場合、神の恵みをあかしし、これ以上、そしりを受けないようにしようと訴えた。
c. 動機づけは、良いフォロアーシップを生み出す。2章18節。