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ヘブル語の意味する「平和」(シャローム)

ヘブル語の意味する「平和」(シャローム)


シャロームשָׁלוֹם(shalom)という名詞は、旧約では237回、詩篇では27回、詩篇119篇では165節の1回のみです。ちなみに、「都上りの歌」の歌集では重要なキーワードです(120:6, 7/122:6, 7, 8 /125:5/128:6)

シャロームשָׁלוֹם(正確に発音すれば、シャーローム)は、現代のイスラエルにおいては日常の挨拶―「こんにちは」、「さようなら」―用語です。ちなみに、ギリシャ語の挨拶はエイレーネーです。ヨハネの福音書の20:19, 21, 26に使われています。「平安があなたがたにあるように」(エイレーネー・ヒュミーン)。これも「こんにちは」とか「こんばんは」という挨拶です。

しかし、ヘブル語のシャロームの本来の意味は、単に、争いのない、平和な状態を表わすだけでなく、力と生命に溢れた動的な状態をいいます。シャロームが意味するものは、以下にあげるようにきわめて豊かです。

(1) 平和 (対国、対神、対人) ・・・和平、和解
(2) 平安 (個人的)・・・平穏、無事、安心、安全
(3) 繁栄 (商業的)
(4) 健康 (肉体的、精神的) ・・・健全、成熟
(5) 充足 (生命的) ・・・満足、生きる意欲
(6) 知恵 (学問的) ・・・悟り、霊的開眼
(7) 救い (宗教的) ・・・暗闇から愛の支配へ
(8) 勝利 (究極的) ・・・罪と世に対する勝利

  • 日本では別れるときの挨拶として、「それでは失礼いたします」と言いますが、イスラエルにおいては「シャローム」(豊かで溢れるほどの祝福があるように)と言うのです。私たちもそんな意味を込めた挨拶をしたいものです。シャローム!!

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