****** 教会は、ヘブル的ルーツとつぎ合わされることで回復し、完成します。******

神の契約の範囲


第二章 神の契約の範囲

創造から完成に至るまで、神とその民との関係は契約的な結びつきによって決定されています。神の契約の範囲は、この世のはじまりから終わりの日までいたっているのです。(52頁)


●聖書において「契約」ということばが初めて使われるのは創世記6章18節です。そこでは「しかし、わたしはあなたと契約を結ぶ。あなたは、息子たち、妻、それに息子たちの妻とともに箱舟に入りなさい」(新改訳2017)とあります。ヘブル語原文では「わたしはわたしの契約をあなたと共に立てる」となっており、新共同訳も「立てる」と訳しています。本来、契約を「結ぶ」という場合は「カーラット」(כָרַת)が使われますが、「立てる」と訳されたヘブル語は「クーム」(קוּם)の使役態で、「守る、保つ、復興させる、確立する」と訳されます。つまり、ノアに対する神のことばは、創世記1章においてすでに存在していた創造の契約を前提としていることになります。したがって、「契約」ということばが使われていなくても、神と人との結びつきである契約的関係の本質は存在しているのです。

●ロバートソン氏は、エレミヤ書33章20~21、および25~26節の箇所を通して、神が昼夜と結ばれた「契約」について述べ、それが創世記1章における創造の秩序について語っているとしています。さらに、ホセア書6章7節の「イスラエルの民がアダムのように契約に背いた」というみことばが、創世記において、神が人と結ばれた関係を「契約」ということばで記述されていると論じています。

【新改訳2017】エレミヤ書33章20~21節
20 【主】はこう言われる。「もしもあなたがたが、昼と結んだわたしの契約と、夜と結んだわたしの契約を破ることができ、昼と夜が、定まった時に来ないようにすることができるのであれば、
21 わたしのしもべダビデと結んだわたしの契約も破られ、ダビデにはその王座に就く子がいなくなり、わたしに仕えるレビ人の祭司たちと結んだわたしの契約も破られる。

●「昼と結んだわたしの契約と、夜と結んだわたしの契約」という表現それ自体が、創造における秩序を「契約」として語っていることを示しています。

【新改訳2017】ホセア書 6章7節
ところが、彼らはアダムのように契約を破り、そこでわたしを裏切った。


2019.7.12

a:73 t:2 y:2

powered by Quick Homepage Maker 5.2
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional