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礼拝用語Ps47

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詩47篇「叫ぶ」 רוּעַ ルーア

〔カテゴリー感謝・賛美〕

1節「すべての国々の民よ・・・喜びの声をあげて神に叫べ。」(新改訳)
1節「すべての民よ・・・神に向かって喜び歌い、叫びをあげよ。」(新共同訳)

Keyword; 「叫ぶ、喜び叫ぶ」shout, shout of joy, shout joyfully, call together,rejoice 41:11/47:1/ 60:8/66:1/81:1/95:2/98:4, 6/100:1/108:9

  • 詩46篇では、神の前に静まることが強調されましたが、詩47篇では一変して「喜びの声をあげて叫べ」と呼びかけています。この「叫び」は嘆きの叫びでなく、勝利の叫びです。
  • 喜びの声を上げて、神に「叫べ」と訳された「ルーア」(רוּעַ)は、旧約では45回、詩篇では12回使われています。「喜び」あるいは「喜びの声」を意味する名詞の「リンナー」(רִנָּה)を伴って「大声を上げる、ときの声を上げる、喜びの叫びを上げる、喜び叫ぶ」という意味があります。勝利の喜びの叫びです。しかも、神の民が共に叫ぶところに特徴があります。
  • ちなみに、名詞の「リンナー」(רִנָּה)は詩篇の17:1/30:5/42:4/47:1/61:1/88:2/105:43/106:44/107:22/118:15/119:169/126:2, 5, 6/142:6でも使われています。
  • 詩47篇は、終末における主の再臨による勝利(千年王国の到来)を預言的に歌っています。この時には、イスラエルは全世界の支配国となり(3節)、神から約束されたカナンの地を完全に受け継ぎます。しかも、神によって立てられた世界中の「地の盾」と言われる国々の指導者たちが、アブラハムの神の民として神を礼拝するためにエルサレムに集められます。まことに、いと高き主は、全地の王となるのです。
  • ここ近年、1990年代以降、聖霊の導きによってこうした「預言的賛美」が教会の中で多く作られ歌われるようになりました。それゆえ、私たちは正しい理解をもって、スケールの大きな「預言的賛美」を歌う必要があります。でなければ、神に向ってのすべてのシャウトの内実は蛻(もぬけ)のからです。
  • 旧約聖書における喜びの叫び「ルーア」(רוּעַ)は歴史の終末におけるキリストの再臨による主の勝利と深く結び付いていることを知ることは有益です。

    ●「天よ。喜び歌え。主がこれを成し遂げられたから。地のどん底よ。喜び叫べ。山々よ。喜びの歌声をあげよ。林とそのすべての木も。主がヤコブを贖い、イスラエルのうちに、その栄光を現わされるからだ。」(イザヤ44:23)
    ●「シオンの娘よ。喜び歌え。イスラエルよ。喜び叫べ。エルサレムの娘よ。心の底から、喜び勝ち誇れ。」(ゼパニヤ3:14)
    ●「シオンの娘よ。大いに喜べ。エルサレムの娘よ。喜び叫べ。見よ。あなたの王があなたのところに来られる。この方は正しい方で救いを賜わり、柔和でろばに乗られる。それも、雌ろばの子の子ろばに。」(ゼカリヤ9:9)

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