****** 教会は、ヘブル的ルーツとつぎ合わされることで回復し、完成します。******

礼拝用語Ps117

詩117篇 「ほめ歌う」 שָׁבַח シャーヴァハ

(カテゴリー:賛美)

1節「すべての国々よ。主をほめたたえよ(הָלַל)。すべての民よ。主をほめ歌え(שָׁבַח) 。」
Praise the Lord, all you nations; extol him, all peoples (NIV)
Praise the Lord, all nations; Laud Him, all peoples! (NASB)
Praise the Lord, all you Gentiles! Laud Him, all you peoples! (NKJV)

Keyword; 「ほめ歌う」 extol, commend, glory, 63:3/106:47/117:1/145:4/147:1

  • 詩117篇は詩篇の中で最も短い詩篇ですが、この詩篇はやがて神に対する賛美が全世界的規模においてなされるようになるという預言的な詩篇です。「すべての国々」と訳されたゴーイムגּוֹיִם(goyim)は、国(nation)、民族を意味するゴーイגּוֹי(goy)ですが、ユダヤ人から見た異邦人(gentiles)をも意味します。
  • この詩篇はやがて神の民であるイスラエルと異邦人がともに神を賛美するよう呼びかけているのです。このように、すべての国々、すべての民族の礼拝の実現は、神に選ばれた民であるイスラエル人(ユダヤ人)の民族的な救いの実現をなくしてあり得ません。とすれば、この詩篇は神の救いの成就を視野に入れたコンデンス的詩篇と言えます。
  • 現在、ユダヤ人はまだイエスをメシアだと信じる者たち(メシアニック・ジュー)は数で言うならばわずかです。しかし、イスラエルが再建した1948年以降、ユダヤ人はイスラエルに帰還しつつあり、ユダヤ人とクリスチャンたちとの間にある根強い隔ての壁が、その掛け橋を作るべく多くの働きを通して、少しずつですが、打ち壊されつつあると聞きます。その働きの究極はまさに、この詩117篇のように、「その恵みは、私たちに大きく、主のまことはとこしえに至る。ハレルヤ。」と賛美しながら、ユダヤ人も異邦人も共に主をほめ歌うことにあります。「恵み」(へセド)と「まこと」(エメス)は、すでにイエス・キリストを通して実現しています。それが完全な形で表わされるのがキリスト再臨の時です。ユダヤ人たちはその時、「祝福あれ、主の御名によって来られる方に」と言って迎えます。なぜなら、その直前にイエスがキリストであることに目が開かれるからです。
  • さて、ここで「ほめ歌う」と訳された「シャーヴァハ」שָׁבַח(shabach)は、賛美用語の一つですが、旧約では8回、詩篇では5回使われている動詞です。使用頻度としては他の賛美用語と比べるならば稀少です。(余談ですが、שָׁבַחは同音異語として、神が海や国民の騒ぎを「静められる」still, keepという意味があります。)
  • この「シャーヴァハ」שָׁבַח(shabach)は、NASB訳ではlaudと訳されており、称賛するという意味です。ちなみに、新改訳63:3では「賛美します」、106:47では「誇ります」、そして117:1、145:4、147:12では「ほめ歌います」と訳されています。
  • 賛美用語としての類義語は以下のものがあります。

①「ヤーダー」יָדָה(yadah)-感謝を込めて手を高く上げてー
②「ハーラル」הָלַל(halal)-派手に、にぎやかにー
③「バーラフ」בָּלַךְ(barakh)-声を出さず静かにー
④「ザーマル」זָמַר(zamar)―楽器を伴ってー
⑤「シール」שִׁיר(shir)-声をもってー

  • 「シャーヴァハ」שָׁבַחの同音異義語として、他に「静める」stillという意味があります。旧約で3回。詩篇では以下の2回。

Ps65:7「あなたは海のとどろき、その大波のとどろき、また国々の民の騒ぎを静められます。」
Ps89:9「あなたは海の高まりを治めておられます。その波がさかまくとき、あなたはそれを静められます。」

powered by Quick Homepage Maker 5.2
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional