****** 教会は、ヘブル的ルーツとつぎ合わされることで回復し、完成します。******

礼拝用語Ps103

詩103篇 「忘れない」 אַל שָׁכַח アル・シャーカハ

(カテゴリー:感謝)

Keyword; 「主の恵みの計らいを心に留める」 

  • 動詞「忘れる」の「シャーハハ」(שָׁכַח)に否定を表わす「アル」(אַל )を結びつけて「忘れない」という語彙を、作者は自分のたましいに向って「忘れるな」と呼びかけています。忘れてはならないということは、肝に命じること、心に銘記することです。口語訳はこの部分を「心に留めよ」と肯定的な表現に訳しています。
  • ところて、忘れてはらならない内容とは、「主が良くしてくださったこと」(新改訳)です。「主の良くしてくださったこと」の直訳は、「主の報い「複数)」であり、新共同訳では「主の御計らい」と訳しています。「御計らい」はヘブル語で「ゲムール」(גְּמוּל名詞)で、その動詞が10節で「報いる」(「ガーマル」גָּמַל)と訳されています。ちなみに、5節の「あなたの一生を良いもので満たされる」の「良いもの」はヘブル語の「トーヴ」(טוֹב)が使われています。
  • ちなみに、動詞「ガーマル」גָּמַלは「扱う」「(豊かに)あしらう」「分け与える」「乳離れさせる」「成熟させる」といった意味です。詩篇13:6/116:7/119:17/142:7参照。
  • 「忘れてもいいもの」もあれば、「忘れてはならないもの」があります。もし、主が私たちになしてくださった恵みの御計らいを忘れるとき、私たちのアイデンティティが危うくなります。私たちがしっかりと立って歩むためには、主がしてくださった御計らいにいつも心を留める必要があります。その意味で、2節の「わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」という呼びかけは、人ごとではないのです。
  • 以下、2節後半の諸訳です。
    • (口語訳)「そのすべてのめぐみを心にとめよ。」
    • (関根訳)「その総ての恵みのわざを忘れるな。」
    • (岩波訳)「忘れるな、彼の行為のすべてを。」
    • (新共同訳)「主の御計らいを何ひとつ忘れてはならない。」
    • (バルバロ訳、フランシスコ会訳)「そのすべての恵みを忘れるな。」

powered by Quick Homepage Maker 5.2
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional