瞑想Ps141/B
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瞑想Ps141/B
- ダビデの霊性の特徴をこれまでまとめると、
138篇では、神の恩寵によって自分が支えられているという信仰。
139篇では、神の主権による導きに自らをゆだねること。
140篇では、神にあって、敵に立ち向かうこと。
141篇では、神の中に逃げ込むこと、つまり信頼すること。
- 詩篇141篇では、執拗な敵と対峙する中で、自分の目がどこへ向いているか。自分がどこに身を避けるかということを自分に問いかけながら、以下のように告白しています。
- 8節の逐次直訳でいくと、
「まことに、あなたに向かって、神よ。わが主よ、わたしの目は」
「あなたの中に、私は逃げ込んだ」
となります。
- 「逃げ込む」というヘブルが「ハーサー」で、「身を避ける」という信頼用語です。旧約37回のうち、詩篇25回の使用頻度で、詩篇特愛用語といってもいいかもしれません。新改訳では「身を避ける」と訳しています。このことばは「声を上げない、静まる、沈黙する、無言」といった意味もあります。
- 神を信頼することは一朝一夕にしてはできません。神はご自身の愛をもって、神の主権的育成プログラムによって訓練されるのです。
2011.7.23