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恩寵用語Ps114

詩114篇 「変える」 הָפַךְ ハーファク

〔カテゴリー救出〕

8節「神は、岩を水のある沢に変えられた。堅い石を水の出る泉に。」 (新改訳)
8節「神は岩を流れに、石を泉に変えられた。」(典礼訳)

Keyword;「変える、変えられる」 turn~into~, 30:11/41:3/66:6/105:25/29/

  • 「変えられた」と訳されたハーファクהָפַךְ(haphakh)は、すでに詩篇41篇の恩寵用語として取り上げましたが、そこでは病の状態から健康にするという意味で、「完全にいやされる」とありました。しかし、詩114篇では「岩を水のある沢に」、「堅い石を泉」に変えられるという、普通ではあり得ない神の恩寵のわざとして用いられています。これはイスラエルの40年の荒野の旅路において経験したメリバでの神の恩寵が背景にあることは明白です。
  • 新約時代においては、イエス・キリストの十字架の死と復活によって与えられる祝福として、私たちの堅い心の岩を打ち砕いて、泉となし、渇くことのない永遠のいのちへの水がわき出ることを、サマリヤの女に語りました(ヨハネ4:14)。この永遠のいのちへの泉とは、キリストを信じる者に与えられる聖霊のことです。
  • ハーファクהָפַךְ(haphakh)は、「ひっくり返す」、「ひるがえす」、「くつがえす」と訳されているように、不意打ちするかのようにある状況を一変させるという意味です。旧約では94回、詩篇では10回使われています。「暗黒を朝に変え、昼を夜にし」(アモス5:8)とあるように、祝福にも呪いにも使われます。呪いの用法としては、詩78篇44節に「神がそこの川を血に変えられたので、飲むことができなかった。」とあるとおりです。その呪いは完全なさばき(破壊)をもたらします。
  • 祝福の意味で使われているいつくかの箇所を上げてみると・・・
    ①「・・主は、あたなたのために、のろいを祝福に変えられた。」(申命記23章5節)
    ②「あなたは私のために、嘆きを踊りに変えてくださいました。」(詩30篇11節)
    ③「神は海を変えて、かわいた地をとされた。」(詩66篇6節)
    ④「『わたしは彼らの悲しみを喜びに変え、彼らの憂いを慰め、楽しませる。・・わたしの民は、わたしの恵みに満ち足りる』」(エレミヤ31章13~14節)
    ⑤「悲しみが喜びに、喪の日が祝日に変わった月として、祝宴と喜びの日に互いにごちそうを贈り、貧しい者に贈りものをする日と定める」(エステル9:22)―これは現在もプリムの祭りとして祝われています。ハマンによるユダヤ民族絶滅の陰謀から救われたからです。
  • 状況の変化だけでなく、人の心を変えることにも使われています。「民が逃げたことがエジプトの王に告げられると、パロとその家臣たちは民についての考え方を変えて言った。『われわれは何ということをしたのだ』・・・」(出エジプト14章5節)。「主は人々の心を変えて、御民を憎ませ・・た。」(詩105篇25節)。

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