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恩寵用語Ps106

詩106篇 「集める」 קָבַץ カーヴァツ

〔カテゴリー救出〕

47節「私たちの神、主よ。・・・国々から私たちを集めてください。」 (新改訳)

Keyword;「集める、引き寄せる」 gather, assemble, 106:47/107:3/147:2

  • 「散らされた者を集める神」、「引き寄せの神」-これが預言者たちが語った重要な神観であり、メッセージです。詩106篇は、神の恵みのみわざを何度も目の当たりにしながらも、その方を忘れた不真実な民に対して、どこまでも真実であろうとする神がたたえられています。
  • 「集める」と訳されたカーヴァツ(קָבַץ)は、旧約で127回ですが、詩篇はわずかに4回です。ちなみに、107:3では「(主は)、彼らを国々から、東から、西から、北から、南から、集められた。」とあり、147:2では「主はエルサレムを建てイスラエルの追い散らされた者を集める。」とあります。
  • このカーヴァツ(קָבַץ)は、イザヤ、エレミヤ、エゼキエルと言った預言者たちの特愛用語です。彼らは、罪のゆえに散らされたイスラエルの民に向かって、その散らされた者たちを再び「集める」、 “I will gather”という神のメッセージを繰り返し語りました。かつての出エジプトでは、民はそこから「連れ出される」神のみわざがを経験しましたが、それとは異なり、散らされた所から神がご自身の民を再び「集める」「引き寄せる」という神のみわざが預言されているのです。

    (1) イザヤ書では、11:12/40:11/43:5, 9/54:7/56:8/66:18 

    • 「主は国々のために旗を掲げ、イスラエルの散らされた者を取り集め、ユダの追い散らされた者を地の四隅から集められる。」(11:12)
    • 「主は羊飼いのように、その群れを飼い、御腕に子羊を引き寄せ、ふところに抱き、乳を飲ませる羊を優しく導く。」(40:11)

    (2) エレミヤ書では、23:3/29:14/31:10/32:3

    • 「わたしは、あなたがたの捕われ人を帰らせ、すべての場所から、あなたがたを集める。-主の御告げーわたしはあなたがたを引いて行った先から、あなたがたをもとの所へ帰らせる。」(29:14)

    (3) エゼキエル書では、11:17/20:41/28:25/34:13/36:24/37:21/38:8/39:27

    • 「わたしが、あなたがを・・その散らされている国々から、あなたがたを集めるとき、わたしは、あなたがたをなための香りとして喜んで受け入れる。わたしは、諸国の民が見ている前で、あなたがたのうちにわたしのせいであることを示す。」(20:41)
  • LXX訳は「カーヴァツ」(קָבַץ)を「エピスナゴー」(επισυναγω)と訳しています。引き寄せる、引き集めることを意味します。イエスが語ったこのことばを語った例としては以下の箇所です。
    • マタイ23:37/ルカ13:34
      「エルサレム、エルサレム。・・わたしはめんどりがひなを翼の下にかばうように、あなたの子らをいくたび集めようとしたことか。それなのに、あなたがたはそれをこの好まなかった」
      それゆえにユダヤ人たちはやがて神殿を失い、エルサレムから世界各地へと離散する民となりました。
    • マタイ24:3
      「人の子はおおきなラッパとの響きととともに、御使いたちを遣わされます。すると御使たちは、天の果てから果てまで、四方からその選びの民を集めます。
  • 今日、世界中に離散している多くのユダヤ人が永遠のゆずりの地として与えられた地であるイスラエルに帰還しつつあります。詩篇の106篇47節の「私たちの神、主よ。・・・国々から私たちを集めてください。」との祈りは今も有効であり、この祈りは確実に聞かれるのです。神の預言が成就するために、イスラエルに接木された異邦人クリスチャンはこの帰還のためにその働きの一端を担わなければなりません。


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