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主は、羊飼いのように

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99. 主は、羊飼いのように

【聖書箇所】 イザヤ書40章11節

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【読み】
ケローー エドゥー イルー ビゼーオー イェカーツ メラーーム ウーヴェヘーー イッシャー アーート イェナール

【文法】
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【翻訳】

【新改訳改訂3】
主は羊飼いのように、その群れを飼い、御腕に子羊を引き寄せ、ふところに抱き、乳を飲ませる羊を優しく導く。
【口語訳】
主は牧者のようにその群れを養い、そのかいなに小羊をいだき、そのふところに入れて携えゆき、乳を飲ませているものをやさしく導かれる。
【新共同訳】
主は羊飼いとして群れを養い、御腕をもって集め/小羊をふところに抱き、その母を導いて行かれる。
【岩波訳】
彼(ヤハウェ)は、羊飼いのようにその群れを飼い、その腕に子羊たちを集め、懐に抱き、乳を飲ませる羊たちを導く。
【NKJV】
He will feed His flock like a shepherd; He will gather the lambs with His arm, And carry them in His bosom, And gently lead those who are with young.
【NIV】
He tends his flock like a shepherd: / He gathers the lambs in his arms / and carries them close to his heart; / he gently leads those that have young.

【瞑想】

このフレーズには羊に対する牧者の恩寵的行為を表わす五つの動詞(分詞による名詞的用法も含めて)があります。
羊を飼い、羊の世話をする「ラーアー」רָעָה 、羊を引き寄せる「カーヴァツ」קָבַץ、羊を抱く「ナーサー」נָשָׂא、羊に乳を飲ませる「ウール」עוּל、羊を導く「ナーハル」נָהַלといった養育用語、牧会用語が目立ちます。

新改訳、口語訳には、イザヤ書40章2節と11節に「優しく」ということばを入れて訳していますが、そのようなことばは原文にはありません。特に11節では、羊飼いの羊に対する行為が細やかで、優しいイメージ(gently image)として映るためかもしれません。実に11節のフレーズは、羊飼いの羊に対するねんごろな養いを印象づけます。敵に立ち向う力ある羊飼い、また、優しい羊飼いの存在は、子羊たちにとって何よりも大きな慰めであり、生きる力と希望と安心を抱かせます。

かつての私たちは、羊のようにさまよい、自分勝手な道を歩んでいた愚かな者たちです。しかしそんな羊をどこまでも捜し出して見つけ出し、御腕に引き寄せ、そのふところに抱き、導き養ってくださる良い羊飼いがいるとはなんと感謝なことでしょう。新約聖書では、「わたしは、良い羊飼いです。良い牧者は羊のためにいのちを捨てます」と断言されたイエス・キリストを「牧者の中の牧者」、すなわち「大牧者」と表現しています(ヘブル13:20/Ⅰペテロ5:4)。このような牧者との出会いこそ、羊にとって大きな慰めです。

このイザヤ書40章11節のフレーズを、「主はわが牧者」と告白する詩篇23篇とともに味わうならば、さらなる主の深い恩寵の中に浸ることができるはずです。また、エゼキエル書34章11~16節は「牧会学」の最高のテキストとなるはずです。

【付記】
楽譜「主は私の羊飼い」(詩篇23篇)


2013.5.27


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