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シオンの娘

イザヤ書の重要用語(4) シオンの娘


画像の説明

「バット」(בַּת) は単数形で「娘、女の子」、複数形は「バーノーット」(בָּנוֹת)。ちなみに息子、男の子は 「ベーン」(בֵּן)、あるいは「バル」(בַּר)。

「シオンの娘」という場合、「娘」は連語形となり、単数形の場合には「ヴァト・ツィヨーン」(בַת־צִיּוֹן)、ないしは「バット・ツィヨーン」(בַּת־צִיּוֹן)と表記されます。複数形の場合は「ベノーット・ツィヨーン」(בְּנוֹת־צִיּוֹן)と表記されます。

「シオンの娘」という語彙(複数形も含めて)は32回使われていますが、その中でもイザヤ書は9回、そして次に多いのが、哀歌の8回です。イザヤ書での使用箇所は以下の通りです。
1:8/3:16, 17/4:4/10:32/16:1/37:22/52:2/62:11

「シオンの娘」「シオンの娘たち」とは、神の都「エルサレム」の雅名(詩的用法)です。「シオン」ということばそれ自体がエルサレムの雅名です。日本のことを「大和」「ヤマト」と言うのと同じです。「シオン」はエルサレムの南東の丘のことですが、エルサレム全体を指し、理想的な神の都、終末的な神の都をも意味しています。


2014.7.23


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