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アブラハムの家(House of Abraham)


アブラハムの家(House of Abraham)

  • Googleの地図を使って、House of Abraham を検索すると、以下のような地図が現われます。

画像の説明

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●聖書考古学者によれば、アブラハムの父テラはウルに典型的な家を持った裕福な族長であったと推論しています。紀元前i二千年の当初、ウル(אוּר)は、“力ある、繁栄した、華やかで賑った都”であったという。アブラハムは主の「わたしの示す地へ行け」との召命によって、その地を捨て、カナンの地へと旅立ったのでした。


【新改訳改訂第3版】創世記11章27~31節
27 これはテラの歴史である。
テラはアブラム、ナホル、ハランを生み、ハランはロトを生んだ。
28 ハランはその父テラの存命中、彼の生まれ故郷であるカルデヤ人のウルで死んだ。
29 アブラムとナホルは妻をめとった。アブラムの妻の名はサライであった。ナホルの妻の名はミルカといって、ハランの娘であった。ハランはミルカの父で、またイスカの父であった。
30 サライは不妊の女で、子どもがなかった。
31 テラは、その息子アブラムと、ハランの子で自分の孫のロトと、息子のアブラムの妻である嫁のサライとを伴い、彼らはカナンの地に行くために、カルデヤ人のウルからいっしょに出かけた。しかし、彼らはハランまで来て、そこに住みついた。


●28節に「ハランはその父テラの存命中、彼の生まれ故郷であるカルデヤ人のウルで死んだ。」とあります。ちなみに、聖書ではしばしばバビロンの王が支配する国を「カルデヤ人」と表記します。さて、ウルでハランが死んだことと、テラの一行がウルを出たことは関係があるのか、ないのか。それについてのミドゥラーシュが、ニムロデに関係する 『ベレシート・ラッパー』 パラシャー38.13の中にあり、きわめて興味深いものがあります。

●それによれば、バベルでの偶像崇拝を拒絶した青年時代のアブラハムを炉に投げ入れるよう命じる場面が詳述されています。以下、新共同訳の表記を用いていますので、新改訳の表記に変えて表記します。

ニムロデのしもべたちは、偶像礼拝をしないアブラムを捕らえるとニムロデに引き渡した。ニムロデはアブラムに命じた。「火を崇拝せよ!」。するとアブラムは答えた。「わたしは水を崇拝します。火は水に消されるではありませんか。」ニムロデはまた命じた。「ならば水を崇拝せよ!」アブラムは答えた。「わたしは雲を崇拝します。水は雲によって運ばれるではないですか。」ニムロデは命じた。「雲を崇拝せよ!」アブラムは答えた。「では、わたしは風を崇拝します。雲は風によって散らされるではありませんか」。ニムロデはなおも命じた。「風を崇拝せよ!」アブハムは答えた。「ならば人間を崇拝します。人間ならば風に耐えられましょう。」するとニムロデは言った。「おまえは同じ言葉を繰り返してばかりだ。見よ、炎を崇拝するこのわたしが、おまえを炎の中に投げ入れてくれるわ。おまえが神を崇拝しているのならば、神がおまえを炎の中から救い出してくれよう。」

ところで、その場にはアブラムの兄弟ハランも同席していた。彼は思った。「わたしはどうすればいいのか? もしアブラムが勝利したならば、『わたしはアブラムのしもべです』と言おう。もしニムロデが勝利したならば、『わたしはニムロデのしもべです』と言おう。」アブラムは燃えさかる炉の中に投げ入れられたが無事に救出された。するとニムロデはハランに聞いた。「おまえは誰のしもべか?」ハランは答えた。「わたしはアブラムのしもべです。」ニムロデのしもべたちはすぐさまハランを捕らえると炎の中に投げ入れた。彼が炎から出てきたときには腸までもが焼け焦げていた。彼は同席していた父テラの目の前で死んだ。それゆえ、『創世記』(11章28節)には「ハランは父テラの存命中、死んだ」と書かれているのである(原文は「父テラの面前で、死んだ」となっています)。

●上記のように、テラの一家がなぜウルを去らなければならなかったのか、その理由の一つの解釈として、ハランの死が契機となっていることが考えられます。

●ヨシュア記24章2節の主の語られたことばの中に、テラについて言及している箇所があります。それによれば、「あなたがたの先祖たち、アブラハムの父で、ナホルの父でもあるテラは、昔、ユーフラテス川の向こうに住んでおり、ほかの神々に仕えていた」とあります。この事実がやがてハランで住み着き、アブラハムと別れることになった理由なのかもしれません。そう考えるなら、「わたしの示す地へ行け」との召命はアブラム個人に向けられたものであることが了解できます。


2017.6.24


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