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わたしはあなたの名を呼んだ

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7. わたしはあなたの名を呼んだ

【聖書箇所】 イザヤ書43章1節

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【読み】

「カーラーティ ヴェ・シムー  リー・アーッター

【文法】
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  • 独立人称代名詞、および人称接尾辞を学ぶには格好の聖句です。ここには(右から)
    (1) 動詞についた人称接尾辞
    (2) 名詞についた人称接尾辞
    (3) 前置詞についた人称接尾辞
    (4) 独立人称代名詞
    があります。私がヘブル語を学んだ時は、片山徹著『旧約聖書ヘブライ語入門』のテキストを使いました。そのテキストによれば、「カータル」(「殺した」という意味)でその変化を学びました。

(1) 動詞の人称接尾辞
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(2) 名詞の人称接尾辞
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印の部分は正確には 画像の説明です。

(3) 前置詞の人称接尾辞は、名詞の人称接尾辞と同じです。

(4) 独立人称代名詞は常に主格で用いられます。接尾辞とは異なり、人称が強調されるときに用いられます。
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【翻訳】

【新改訳改訂3】
わたしはあなたの名を呼んだ。あなたはわたしのもの。
【口語訳】
わたしはあなたの名を呼んだ、あなたはわたしのものだ。
【新共同訳】
あなたはわたしのもの。わたしはあなたの名を呼ぶ。
【NKJV】 I have called you by your name; You are Mine.

【瞑想】

「わたしはあなたの名を呼んだ」というフレーズは、神の驚くべき救いの御わざの中に位置づけられているものです。

【新改訳改訂第3版】イザヤ書43章1~2節
1 だが、今、ヤコブよ。あなたを造り出した方、【主】はこう仰せられる。
イスラエルよ。あなたを形造った方、【主】はこう仰せられる。
「恐れるな。わたしがあなたを贖ったのだ。わたしはあなたの名を呼んだ。あなたはわたしのもの。2 あなたが水の中を過ぎるときも、わたしはあなたとともにおり、川を渡るときも、あなたは押し流されない。火の中を歩いても、あなたは焼かれず、炎はあなたに燃えつかない。・・」

「ヤコブ」と「イスラエル」はパラレル(同義)です。イスラエルの集合人格の概念をもって理解する必要があります。個人としての表現ですが、個人が全体を代表しているのです。ですから、「あなた」とは神の民全体を指しています。

「あなた」と「わたし」とのかかわりを注目すべきです。「恐れるな」との命令に続いて、その根拠となる理由が二つ挙げられています。一つは「わたしはあなたを贖った」という事実、もう一つは「あなたはわたしのもの(所有)」となったという事実です。前者が後者を裏付けています。神の所有の民となることは特権です。しかしその特権の背景に、「贖った」という歴史的出来事があります。「贖う」という動詞のヘブル語は「ガーアル」גָּאַלで、本来的には「買い戻す」という意味ですが、そこから派生して、奴隷から、死から、敵から「救い出す」という意味があります。

買い戻すために身受けするということは、ある種の束縛、あるいは捕われの状態が前提となっており、その状態からの解放がまさに「贖う」ということです。これはやがて、神の子イエス・キリストによって「罪からの救い」「律法からの救い」「(霊的な)死からの救い」を意味する「贖い」へと展開していきます。買い戻すために払われる代価は、神のひとり子イエス・キリストご自身の血(=命)でした。

イエス・キリストは言われました。「人の子が来たのも、仕えられるためではなく、かえって仕えるためであり、また、多くの人のための、贖いの代価として、自分のいのちを与えるためなのです。」(マルコ10:45) イエス・キリストという方以外に、私たちが贖われる(救われる)べき道はありません。キリストの血潮はそれほどに尊い代価(身代わり)であり、私たちはその代価によって神に買い戻された者なのです。使徒パウロも「あなたがたは、代価を払って買い取られたのです。ですから、自分のからだをもって、神の栄光を現わしなさい。」(Ⅰコリント6:20)と語っています。

【付記】
「わたしはあなたの名を呼んだ」⇒楽譜

2013.2.21


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