****** 教会は、ヘブル的ルーツとつぎ合わされることで回復し、完成します。******

「浅き川も深く渡れ」 星野道夫展「星のような物語」を観て

「浅き川も深く渡れ」 星野道夫展「星のような物語」を観て


画像の説明
  • 今日は午後から、大丸・札幌店で開催(2006/12/27~2007/1/8)されている星野道夫展に行ってきた。昨年の8月に、ある方から自然を撮っている写真家がいるので紹介しますと言って、「星のような物語」の本を贈ってくださった。写真集というものをこれまで、じっくりと見ることのなかった私が、この写真集だけには眼が奪われてしまった。というのも、私が関心をもっている「いのち-かかわりの神秘」に触れていたからである。
  • 「浅き川も深く渡れ」・・・この言葉は、星野道夫氏が小学生の卒業文集に寄せたものである。とても小学生が使うような表現ではない。しかし、彼はやがて青年になってアラスカの1枚の写真を見て衝撃を受ける。その1枚の写真との出会いが彼の生涯を決定づけることになった。彼はアラスカの自然におけるいのちの感動を伝えるために、写真家となり、詩人となり、作家となったという。そして、彼は極寒のアラスカの地に移り住みながら、「浅き川も深く渡れ」ということばの意味するところを探求しつづけたのだ、と私は考える。
  • 星野道夫展「星のような物語」には、彼の遺した多くの写真とともに、彼の詩とも言える短いことばが載せられており、それを通して、星野道夫氏の「自然を見る眼」を知ることができる。彼の視点は、目に見える世界を通して、その背後に隠された目に見えない世界に向けられている。そのひとつに次のような彼のことばがある。
     「目に見えるものに価値を置く社会と、見えないものに価値を置くことができる社会の違いをぼくは思った。そしてたまらなく後者の思想に引かれるのだった。」
  • 星野氏は、詩人として、写真家として、ものの背後にあるものへの憧れと感動をもっている。それはなぜだろう。それは、「神が人間の心に永遠の思いを与えられた」(聖書)からなのかもしれない。
  • また彼は意味深いことを記している。
    「あらゆるものが、どこかでつながっているのさ。・・・僕たちをとりまく風景はすべて物語りに満ちているかも知れない。 ただ、人間にそのパズルが読めないだけなのだ。」
     あらゆるものがどこかでつながっている。見えるものは見えないものによって支配されているという驚き・・・この驚きこそ、彼が伝えたかったのではないかと私は理解している。
  • 星野道夫氏。1952年生まれ。はからずも、私と同じ生まれ年である。彼は取材先のカムチャッカ半島でヒグマの事故に会い、急逝。1996年のことであった。彼の遺した多くの写真とことばが、今や、多くの人々と出会い、そして、感動を与え続けている。短い生涯ながら、完成度の高い歩みを日々送っておられたことに脱帽させられた。

a:4033 t:4 y:1

powered by Quick Homepage Maker 5.2
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional